MBA2年生・秋学期の振り返り

MBA生活

1. 秋学期の始まりの雰囲気

今年の秋学期は、例年とは少し違う独特な雰囲気でスタートしました。多くの学生は夏にインターンを経験し、その中の一部はフルタイムの内定を獲得しています。一方で、内定を得られなかった学生や、まだ第一志望の企業への挑戦を続けている学生もいます。また、アカデミック・インターンとして引き続き働いている学生もいました。

1年生のときは、会社派遣の学生を除けば、ほぼ全員が同じような状況にあり、リクルーティング中心の生活を送っていました。しかし、2年生になるとそれぞれの進路や関心が大きく分かれていきます。私はこの「バラバラに動き出す感じ」に強い変化を感じました。


2. 今学期に履修した授業についての振り返り

1年目と違い、必修科目がなくなったため、この秋学期は完全に自分の興味や優先順位に基づいて授業を選ぶことができました。

私が今学期に履修したのは3つの選択科目です。1つは不動産系、残り2つはProblem SolvingやChoice Architectureといったソフトスキル系の授業です。特に不動産の授業は、いわゆる“MBAらしい授業”で、Cold Callが多く、準備もかなり大変でした。ただ、振り返ってみると、その大変さが大きな達成感につながり、自分が成長できた実感がありました。

また、学校では2年間の集大成としてキャップストーン科目があり、学生は複数のプロジェクトから1つを選びます。私はコンサルティング系のプロジェクトを選び、4〜5人のチームで実際のクライアントと取り組みます。私のチームのクライアントは、インパクトファンドの立ち上げを目指している方です。私自身のバックグラウンドはVCやインパクト投資とはあまり関係がないため、新しい領域を学べる大きなチャンスだと感じています。

このプロジェクトでは、通常の授業とは違うスキルが求められます。例えば、プロジェクト管理、クライアントマネジメント、チーム内の調整など、より実践的な能力が必要になります。


3. キャリア

ありがたいことに、夏にお世話になった会社で、そのまま学生インターンとして働き続けています。夏のインターンのときは“ゲスト扱い”のようなところもありましたが、今はチームの一員として見てもらえていると感じます。これはプレッシャーでもありますが、大きな前進でもあります。

英語に関しては、正直なところ、まだ自分の理想には達していません。特に複雑な内容を議論しているときは理解に苦戦することがありますし、カジュアルな会話も時々ついていくのが難しい瞬間があります。会話の展開が読めないと、どうしても反応が遅れてしまいます。


4. 今学期の学び(Takeaways)

この秋学期を通して、特に大事だと感じたことが3つあります。

1つ目は、優先順位をつけること。
家庭、学業、キャリア。さらに、子どもはまだ乳児です。時間にはどうしても限りがあります。やりたいことすべてをやるのは不可能です。だからこそ、何を大切にするか、そして何を“やらない”と決めるかの勇気が必要だと強く感じました。

2つ目は、つながりはMBAで得られる最も大きな資産であるということ。
最近、いくつか良い出来事がありましたが、それらはすべてMBAで築いたネットワークがきっかけでした。「点と点がつながっていく感覚」が実感できるようになってきました。

3つ目は、努力を続ける必要があるということ。
ハードスキル、ソフトスキル、そして言語能力。すべての面でまだまだ伸ばす余地があります。卒業まで残された時間はあと半年。無駄にできる時間は一切なく、やるべきことはまだたくさんあります。

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