どこのMBAも必ずEssayとインタビューで聞かれるWhy MBAという質問。Essayを提出してから早いものでもう1年以上経過しており、今ふっと思い出そうとしても細部は忘れかけています、、、(あんなに一生懸命考えて何度もカウンセラーとセッションしたというのに)
私自身これからの2年間のためにも、当時考えていたことをEssayを読み返しながら記録して行きたいと思います。
①自分自身の憧れのため
私自身、物心ついたときから東京で育ち、中学生になった時に初めてきちんとした授業という形で英語を習い始めました。12歳でアルファベットを覚え、apple等の簡単な英単語の学習から始まり、大学受験をしました。大学在学中は英語を勉強する時間が圧倒的に少なくなり、就職時に受けたTOEICは700点という、いかにもな日本の大学生のパターンだったくらい、ドメスティックに暮らし、海外経験といえば夏休みに行く海外旅行くらいなものでした。なんとなく海外留学には憧れていましたが、大学の交換留学に受かるにはTOEFLで90点以上などが要求されており、当時の私にはとても高いハードルと受ける前からあきらめて行動にうつしませんでした。
社会人になって5年くらい経過したとき、社内のMBA派遣制度のアナウンスがありました。ふと心に浮かんだのは、大学生の時海外留学をしなかったことの後悔でした。いまだに英語コンプレックスを抱えているし、何よりも私の友人で留学を経験している人は皆一様に留学は大変いい経験だっといっていました。海外留学をしたからどうなるんだ?自分のキャリアにレバレッジが聞くのか?ましてや高額な学費と働き盛りの2年間を犠牲にしてまで行く価値があるのか?といった点には、正直後から考えて自分なりの答えを出したまでで、はじめの一歩は単純な”憧れ”で始まり、気づいたときには机に向かって社内公募の応募用紙の記入を始めていました。
②グローバル人材になるため
二番目の理由は”グローバル人材になるため”という点になります。グローバル人材とは何ぞや、ということになりますが、私の場合はインバウンド・アウトバウンド双方のお金とサービスの動きについてビジネスできる(=サービスを提供し対価をもらう)ようになりたい、という思いです。私は日系の事業会社に勤めていましたが、海外のクライアントも抱えており、グローバル案件としてそういったクライアントとも共同でPJを進めていく仕事にも何件か携わりました。そこで感じたのは、英語力も当然そうですが、ダイバーシティのあるチームや相手方をマネジメント・ネゴシエーションしていく能力が著しく足りないということでした。私の会社は国内の牌が限られている(縮小してきている)ので、海外にも事業を展開していかないと、事業規模の拡大は難しい産業でした。MBA後の進路はまだ決めていませんが、私の会社が取らざるを得ない戦略は、多くの日本企業にも当てはまるのではないかと思いました。であるならば、私が挫折を味わっグローバルチームでのリーダーシップの発揮という能力は私のキャリアを発展させてくれる力なのではと考えました。
③ネットワークの構築
どの産業もそうだと思いますが、事業の海外展開を図るうえで、質の高いローカルな情報というのは簡単に手に入るものではないと思っています。その国のマーケットで信頼を得て、レピュテーション的にも地位を確立しないと、クローズドな情報には到達できない。しかし、逆説的ですが、ローカルマーケットで信頼を得て、レピュテーションを獲得するには一定程度の取引実績をその国で積み重ねなければならず、じゃあどうすればいいの?状態に陥ってしまいます。海外展開を自力で進めることはやはり相当の難易度があり、現地のローカルパートナーを見つける、というのがいい選択しなのではないかと私は考えています。私の属する産業は特に、現地のレギュレーションや商習慣はよそ者には到底理解しきれないことが多く、その観点でもローカルパートナーを見つけるというのが一つのボトルネックになってきます。この点は学校選びにも関わるのですが、私のバックグラウンドに関する産業に強い(その産業のクラブ活動が活発であったり、有名教授がいる、選択授業がたくさんあるなど)学校で、かつ私が狙っている地域出身の学生のパーセンテージが高い(できればその産業出身)学校であれば、MBAという期間を通してネットワークを築き、そのままビジネスに発展させられるのではないか、と考えました。
まとめ
まとめ
以上が簡単ですが私が受験生時に考えていたWhy MBAです。実際にはもっと肉付けしたり、より具体化していきましたが、そのあたりはまた別の記事で書ければと思います。
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